キャメラについて
和田アキ子と武田鉄矢が有名ですな。
「キャメラ」と発音する芸能人として。
将来は分からんが、現時点ではまだまだ違和感たっぷりの「キャメラ」をブレることなく使い続けるのはさすがである。
他にも、そっちの方が確かに本当の発音により近いんだろうけど、ハードルが高くてなかなか使えない言葉として「ウォトカ」がある。
随分昔のことだけど、テレビのニュース番組を観てたらこの単語が聞こえてきた。
某テレビ局のニュースで、モスクワ特派員の某氏がロシアからのレポートの中で言っていた。レポートの内容は覚えていないが、「ウォトカ」と何度も言ってたので聞き間違いではない。
言うまでもなく「ウォッカ」のことだが、「ウォトカ」の方が正確な発音なんだろうなとは思う。
でも、大多数の日本人が「ウォッカ」と発音していることを知らないわけもあるまい。
しかも、視聴者にレポートを届けるのが目的なら、みんなが「ん?」と引っかかるような発音を敢えてする必要はないと思うのだが、どうでしょう。
確かに、変な発音というのは、口に出したくなる気持ちは分かる。
かく言う俺も、妻に「そこのヴァイナル袋をとってくれたまい」などと、つい言ってしまう。
しかしこれは、俺がビニールのことをヴァイナルと言って楽しむヤツだという認識が妻にあるから成り立つのであって、テレビの料理番組なんかで、「鶏肉とタレをヴァイナル袋に入れてよく揉みます」などと言うのは、明らかにおかしいのである。
そんな、違和感のある言葉の代表格が「キャメラ」であり、どこかでそれが耳に入ろうものなら、このように敏感に反応してしまう。
あっれー、今、キャメラって言わなかった?